日本の社会がバブル経済に沸き、“日本型資本主義”が称賛されていたとき、石川経夫は、「労働」という人間の基本的な営みを斬新な理論で捉え返そうとした。それは、経済効率性のみを追求する経済学に公正さの基準を復活させる試みだった。
AI(人工知能)を日常で使う時代がやってきた。半導体もこれまでとは次元の違う高い性能が求められる。この時代を「半導体3.0」と呼ぼう。未来を切り開く技術とは何か。
米国は中国が自国の半導体技術を超えないように、あらゆる手段で対中制裁を強化してきた。しかし対中制裁をすればするほど、中国は自力更生を強化し、遂に中国半導体の輸出額は年間1兆元(約20.6兆円)を超えるに至ったと、昨年12月5日の中国共産党機関紙『人民 ...
「日本の半導体復権」を掲げて次世代チップの量産を目指すラピダス(東京・千代田区)。北海道千歳市の工場建屋は完成し、中核の製造装置、EUV(極端紫外線)露光装置が昨年末に搬入され2025年春から試験稼働を始める。27年に2ナノメートルの微細加工技術を用いたチップの量産開始に向けた正念場を迎える。
昨年末、日産自動車とホンダの経営統合の話題が一気に広まった。日本の乗用車メーカーが統合に向かう流れについては、読者にも驚きはないだろう。米ビッグ3を見れば、ゼネラル・モーターズを構成するビュイック、シボレー、キャデラックなどの「ブランド」は元々はそれ ...
国民民主党は基礎控除の引き上げによって、課税最低限を103万円から178万円まで引き上げる減税を提唱している。
米国でドナルド・トランプ氏が大統領に復帰した。米政界随一の対中強硬派であるマルコ・ルビオ上院議員を国務長官で起用、中国に厳しい姿勢を崩さないトランプ氏だが、意外にも中国で人気は高い。
映画 ゆきてかへらぬ  根岸吉太郎は、現在の日本映画界にあって、わたしが最も高く評価する監督である。弱冠27歳でのデビュー作「オリオンの殺意より 情事の方程式」(1978年)に注目して以来半世紀近く、格別の眼で見続けてきた。初期の「狂った果実」(81年)、「遠雷」(81年)、「俺っちのウエディング」 ...
舞台 劇団印象─indian elephant─ 女性映画監督第一号  ハラスメントや過重労働など働く環境の問題が指摘されてきた日本の映画製作の世界。女性監督は約1割と、ジェンダー格差の是正もまだまだ途上にある。今よりもっと女性の社会進出が困難だった時代。女性監督第1号としてパイオニアとなったのが、 ...
18 インタビュー 早坂伸夫 キオクシアホールディングス社長 フラッシュメモリーもAIがけん引 20 盛者必衰 「エヌビディア」阻止、本命は? AMD、アマゾン、新興勢力 ■吉川 明日論 KOKUSAI ELECTRIC ...
ロベスピエール。歴史好きなかたがこの名前を聞けば、フランス革命で国王の首を切り、政敵まで次々と処刑し、「恐怖政治」をしいた末に自らも最後は処刑された「独裁者」の姿を思い浮かべるに違いない。
『基軸通貨 ドルと円のゆくえを問いなおす』 著者 土田陽介(三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部副主任研究員) 筑摩選書 1870円 ...